次の朝ニコニコ顔で帰ってきたブレアは平気な顔でマカの腫れた頬の手当てをしていた。一体誰にやられたの〜?との台詞付き。いい度胸しているというか、この猫は本当にマカが好きすぎて困ったものだ。ちなみにマカの返事は、
「可哀想な魔女がいたので頬を貸してやったのよ」
とのことで、これまた実に可愛くない。ま、職人に可愛らしさを求める方が不自然だろう。失敗しても落ち込まない。間違っても謝らない。武器には弱さを見せない。この辺り、ぜひ守ってもらいたい規則に入れて欲しいね。
そんなことを考えているとまたマカに睨まれた。横にブレアを従えて足を組んで座っている様子はまさに職人様だ。
「言いたいことがあるならはっきり言いなさいよ」
おや、どっかで聞いた台詞のリピートだ。じゃあ俺も、リピートアフターミーの精神で。
「怖さが足りない。答えない」
殴られた。





終わり